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声が聞こえにくい(聴覚障害)

声が聞こえにくい(聴覚障害)

聞こえにくい、と一言でいっても原因も症状も様々です。

聞こえにくい、と一言でいっても原因も症状も様々です。

聴覚障害は、大きく分けて「感音性難聴」と「伝音性難聴」の2つがあります。
音は外耳、中耳、内耳と通り過ぎるあいだに電気信号へと変換され、神経を通して脳に伝わることで認識されます。
そのため脳に達するまでのいずれかの器官で問題があれば、聞こえが悪くなります

伝音性のものは治療により回復する場合が多いのですが、感音性のものは内服薬によって根気よく自然回復を待つしかないのが現状です。
当院でも近年の異常気象の増加にともない、特に「急性低音障害型感音難聴」と呼ばれる症状が多く見られる傾向があります。

また単純に「耳垢がたまりすぎていて聞こえなくなっている」という患者さまもおられます。
これは耳掃除をしていても取り切れておらず、時間とともにカチカチになってしまい、もはや家庭の耳かきでは取れなくなっているということも考えられます。
耳垢の除去は保険診療で行うことができますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
特に乳幼児は耳が小さいですから、無理せず医師にご相談ください。

感音性難聴

内耳の中にある聴覚細胞が機能しなくなり、鼓膜の振動が神経に伝わらなくなっているもの。
音が小さく聞こえるというものではなく、大きな音でも明瞭に認識できないようになってしまう。

伝音性難聴

外耳もしくは鼓膜に起きた問題のために、音が伝わりにくくなっているもの。
音量を上げれば聞こえるようにはなる。
この場合は、補聴器を使って直接内耳に振動を与えることで聞こえるようにすることが可能。

聴覚障害を引き起こす疾患例

外耳疾患

 耳垢、異物、外耳炎などによる腫れ 
音の通り道がふさがれることで鼓膜に達する音波が減ってしまい、聞こえにくくなる。

中耳疾患

 耳管狭窄症(耳管カタル・中耳カタル) 
中耳の空気圧を調節している耳管という場所がふさがってしまうもの。
 
 急性中耳炎 
細菌が耳管から侵入して感染したもの。
膿がたまって聞こえが悪くなり、激しい痛みを引き起こす。

 滲出性中耳炎 
耳管狭窄症が続いた結果、中に水がたまってしまったもの。
痛みがないため、子どもの場合は発見が遅れることが多く注意が必要。
耳の中で異音がする、聞こえにくいといった症状を訴えているようであれば早めの受診を。

 慢性中耳炎 
鼓膜に穴が開いてしまったもの。
外気にさらされることで感染による耳だれを起こしやすい。

 耳硬化症 
内耳の中にある耳小骨と呼ばれる部分の動きが悪くなり、音を伝えにくくなるもの。

内耳疾患

 メニエール病 
内リンパ水腫によって起こる病気。
難聴以外にも、めまい、吐き気、耳鳴りなどを誘発する。

 突発性難聴 
突然聞こえにくくなる病気だが、原因はウイルス感染や血栓症などさまざまなものが考えられる。

 ストマイ難聴 
結核の治療薬であるストレプトマイシン、カナマイシンなどの副作用として起こる難聴。

 騒音性難聴 
常に騒音にさらされていることで内耳の感覚細胞の機能が低下して起こる難聴。長期間でなくとも、強い爆発音などの1回で生じることもある。

 老人性難聴 
50歳を過ぎた頃から起こるもので、器官の加齢による老化が原因。そのため時と共にさらに悪化してしまう。

 その他 
ストレス、糖尿病、高血圧、梅毒など。

前谷耳鼻咽喉科 電話番号:06-6401-1787